第5部『竜王戴冠』(THE FIRES OF HEAVEN)

1、選ばれし者たち御者 『死神の歌にしちゃ、陽気過ぎるぞ』

アル=ソアがアイール人を掌握したその頃、アンドールの王城には自らを<選ばれし者>と呼ぶ4人の闇セダーイ

‐ラヴィン、サマエル、グラエンダル、ランフィアが結集し、アル=ソアを陥れるための罠を画策していた。

一方、逃亡を続けるミン達は更迭されたアンドールの老将ガレス・ブラインと遭遇するが・・・

2、<竜王の壁>を越えてアミス『人生は夢じゃ。もう一度夢を見るためには、めざめねばならぬ』

ルイディーンに居を構えるアル=ソアとマットに、ラヴィンが送り込んできた<闇の妖犬>が襲いかかる。

アル=ソアは<災いの炎>によりこれを撃退するが、程なくクーラディン率いるシャイドー・アイールが

略奪の為にケーリエンに向かったという報を受け、アイール軍を率いて進軍を開始する。

一方、黒アジャ探索を続けるエレインたち一行の前には、新アミルリン位エライダの罠が・・・。

3、旅の大道芸人メリリン『強い女性だからな、あの方は』

エレインたちが再会したのは、意外にも<光の子>に入隊したエレインの異母兄ガラドだった。

<白マント>の将校となったガラドに不信感を抱くエレインたちは、旅の大道芸人の一座に紛れ込んで

彼から逃れようとする。一方ゲーブリルの誘惑の魔力から目覚めたエレインの母モーゲイズ女王だったが、

アンドールの全権はすでにゲーブリルに掌握されていた。近衛副長タランバーらわずかな忠臣たちと共に、

失地回復のため王宮を脱出する女王だったが・・・。

4、青アジャの砦ヌヘル『名将と言われる人物で、まだ生きている人間が五人います」

アル=ソアたちはシャイドーアイールの暴虐ぶりに愕然としながらも、ケーリエン国内を進軍しつづける。

そのころ、ミンたちはとうとう反エライダ派が集結する隠れ里を発見することに成功した。

事態を有利な方向に誘導しようとするシウアンだったが、隠れ里に一行を追ってきたガレス・ブライン

の部隊が現れ、ブラインの将軍としての器を見込んだ異能者たちは思わぬ提案を・・・。

5、勇者ビルギッテビルギッテ『わたくしは決して泣きません。いつの時代でも、泣いたことはなかった』

〈夢の世界〉へと踏み込んだナイニーブは、ヴァリーアの角笛に従う伝説の女戦士ビルギッテに導かれて

闇セダーイたちの密議を盗み見るが、宿敵モゲディーンによって発見されてしまう。

雪辱に燃えるモゲディーンによって危機に陥ったナイニーブはビルギッテの決死の行動によって救われる

が、その結果ビルギッテは〈夢の世界〉から引き離されこちら側の世界に現出してしまった。

生死の境を彷徨う彼女の命を救うため、エレインは禁じられた技を施した。

6、ケーリエン攻防戦マット『ロス!ロス・カバ=ドリン!(騎馬の者、前進!)』

首都ケーリエン周辺を埋め尽くす16万のシャイドー・アイール軍に、

アイール七種族にティア国、ケーリエン国連合軍を加え30万にまで膨れあがったアル=ソアの軍勢が

戦いを挑む。エグウェーンとアビエンダが造り出した絶対力の稲妻がシャイドー・アイールに降り注ぎ、

それを合図に繰り広げられる、鷲羽王アートゥールの時代以来最大規模の戦闘。

一人戦線を離れようとするマットだが、思わぬ〈歴史模様〉に引き寄せられ、

ティア&ケーリエンの精鋭部隊を率いて戦う事に。戦争の天才がついに真価を発揮する。

7、旅路の果てナイニーブ『不安になりすぎて、疲れちゃった・・・』

サマラではナイニーブが予言者マセマとガラド公に依頼した船の手配が原因で、大規模な暴動が

発生してしまう。ガラド公やウーノらシエナ−ル兵たちの活躍でからくも狂信者の群れから逃れた

ナイニーブたちは、反エライダ派異能者の集結するサリダールへと赴く。

8、竜王の旗のもとにラン『モイレイン様は戦士だ。それがしと同様に、あの方なりに戦士であられた』

国境地帯でのアンドールとの小競り合いに勝利したマットの赤手軍が持ち帰ったのは、

モーゲイズ女王死亡の報せだった。それを信じたアル=ソアは、エレインのために復讐を誓い、

絶対力の<移動の技>を使ってシームリン宮廷のゲーブリル=ラヴィンを急襲する計画を立てる。

だが、いざ決行という日に嫉妬に狂うランフィアが忽然と現れ、強靭な絶対力で襲い掛かってきた。

それを予見していたモイレインは、アル=ソアを救うために命がけの行動を・・・

 

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