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ここまでくると絵には見えないね。 それじゃ、このマスだけを同じマスに模写してみて。 コツとしては、「マスの、この辺りから、この線が、このあたりまで伸びているな」って考えながら写すこと。 後は、他のマスも同じように写すだけ。 慣れてきたら、だんだんと元絵のマス目を大きくしよう。 もっと慣れてきたら、マス目が無くても同じように描ける様にしよう。 以上。
簡単でしょ(^-^) 簡単すぎ?(笑)
だけど、これが基本中の基本なんだ。 そう、僕が君たちに教えるラストレッスンは基本中の基本。 今まで何度も何度も書いてきたけど、基本という土台の上に技術は立っているんだ。 基本がなってないと、ちょっとした事でガラガラと崩れてしまう。 これから先、君たちが絵を描いていくなら、いつかきっと、自信をなくしたり、悩んだりすることがあると思う。でも、そんなときは、焦らずに、まず基本を見直して欲しい。 ううん、絵だけじゃない。人生のあらゆることに当てはまることだよ。
さて、改めて基本の大切さを教えたから、最後の最後に、高等テクニックを一つ教えよう。 確かに、基本は大事だけど、それだけでは駄目だ。
これから教えることは、ちょっと難しいけど頑張って理解してね。 今は理解できなくても、そのうち理解できるようになるから気にすることは無い。
まずは、この詩を読んで欲しい。 ----------------------------------- 温かいココア入りのマグカップを持ったまま 飽きることなく君を見つめていた 昔話を聞かせて欲しいと 僕の手を引く君の小さな手が ひやりとして心地よかったから 君を包むように抱き寄せ いろんな話を聞かせてあげた
最初は教えているつもりだったけど いろんな事を教えてもらったのは 僕だけの秘密 だけどそろそろいかなくては 君の柔らかな感触は名残惜しいけど 僕の中の温かいものは 全て君に伝えたよ 空になったマグカップをコトリと置いた
月日が流れ君が大人になっても このぬくもりを覚えていたら きっと 僕と同じ事をするんだろうな だって 僕も君と同じだったから
窓から春の装いを済ませた 薄青の空が覗いている 人が変わったとしても 昔と変わらぬ この大空だけが 昔と変わらぬ光景に 暖かな春のきらめきを振り撒いていたに違いない ----------------------------------- 僕が少年時代の終わりを詩にしたものだ。 どうかな?この詩を読んだ後、どんな「気持ち」になった? 「寂しい気持ち」になった?それとも「あったかい気持ち」になった?
何気ない質問だけど、「イラストレーション」の根本に触れる質問だよ。 君の絵を見た後、見た人はどんな気持ちになっただろうか? 君の絵は、見た人をどんな気持ちに「させた」だろうか!?
全ては書かないでおくよ。教えてもらったことより、自分で考えたことの方がより深く理解できるから。
…ああ、やっとすっきりしたよ(^-^) これで、本当の本当に最後。 次の新しいHPでも絵画教室は書かないつもりだから。 絵画教室をずっと書いてきて、ようやくわかったんだ。 僕が人に教えるなんて、まだまだ早いって事にね。 あと二十年位したら少しは教えられるかもしれないな(^^) 「もっと教えて欲しかった」って思った君は、もっと良い先生が身近にいることに気づいてないぞ。 「迷ったら大自然に聞いてみなさい」
…じゃあ、またいつか会える日を想って。 ばいばい。 |