02/8/21
夏休み特訓その7

 早いもので、夏休み特訓も今回を含めて、のこり2回だね。
 今回から応用編になるけど、しっかりついてきてよ(^^)

 では、今週の特訓をはじめる。
 前回は、正面図を目印に側面図を描いたり、上面図を描いたりしたが、今回は角度をつけた図を描いてもらう。
 最初に、少しうつむいた正面図の描き方を説明する。



 まず、紙の左側に前方に傾けた側面図を描く。
 描き終わったら、コンパスで引いた円の中央、つまり針の穴から水平に紙の右端まで直線を引く。
 次に紙の右側に円を引く。先ほど引いた直線上にコンパスの針を乗せて引けばいい。
 円を描いたら、中心を通る垂直な線を引く。

 ここからがポイントだ。
 まず、側面図のアゴの先端に定規をあてて、水平な直線を引く。
そのとき、紙の右側の正面図まで直線を引くこと。
 その直線が正面図の中央線と交差したところが、正面図のアゴの先端になる。
 次に側面図の耳の下あたりから、同じように水平線を引き、輪郭の目印とする。
そうしたら、さっき付けた目印を頼りに正面図の輪郭を描きなさい。
 解りにくいところがあれば、図を良く見ること。



 後は、この方法を使って、側面図から位置を求めて正面図を仕上げなさい。
 すると、右側の正面図は「少しうつむいた」正面図になる。
 ここでのポイントは、基準となる側面図の傾きしだいで、正面図が変わるというところだ。
 慣れたら、いろいろな角度で描いてみること。

 では次に、斜め前方から見た頭を描いてもらう。



 これも、先ほどの応用だ。位置を求めるために上面図を使う。
この上面図自体、側面図と正面図をたよりに描かなくてはいけない。
 上手くかけただろうか?上手くいかない場合は、上面図が間違っていないか良く考えること。
 これも、慣れたらいろいろな角度で試行錯誤してみること。

 では、最後に重要なポイントをいくつか説明する。
 まず、最初に説明した「少しうつむいた」正面図だが、何回か描いたあとに「頭を輪切りにした絵」を描いてみなさい。
 輪切りにする位置は耳の上、つまり円の水平線になる。
 まず側面図を描くとき、円の上半分を消す。
 その後は普通に正面図の下半分を描く。
 そして、輪切りにした部分の断面図を描いてみなさい。
石膏像を輪切りにした感じだと思えばいい。

 次に、斜め前方の図だが、これも縦に輪切りにしてみなさい。
 その以外にも「隠れている方の耳」を描いてみること。
 今はまだ、出来ないかもしれないが「絵描かれた頭の両耳が掴める」ようになれば、もう、頭を描くときに悩んだり失敗したりしなくなる。
 大切なのは「目に見えない事を感じること」だ。
 それは、簡単に言えば「想像力」になる。
「想像力」は絵を描くときだけ使うわけではない。これを養えば、いろいろなことで役に立つだろう。

 はい、今週はこれでお終い。
 余談になるけれど、人間っていうのは自分で見たり聞いたりしたことしか想像することは出来ない。じゃあ、実在しない想像上の物は、どうやって生まれたのか?
 例えば、ギリシア神話に出てくるペガサス。大昔はああゆう翼の生えた馬がいた。というわけじゃあない。
 あれは、実在する馬と実在する鳥を組み合わせたものだよね。

 つまり、想像力とは「自分の知識を超えた物を生み出すことは出来ない」ということだ。

 だから、想像力を豊かにするためには、さまざまな経験をすることが重要になる。
 要するに、暑いからって家にいないで、もっといろんな経験をしなさいってことだね(笑)
 さあさあ、夏休みも残りわずか。今のうちにいろんな事を経験しておくんだよ(^-^)