1/14 「時間」

 みなさん、こんにちは。講師の隆之です。今日は予定を変更して上級編「時間」の話をします。
 これから書くことは絵のテクニックではありません。そんなスケールの小さな話ではなくて、生きていくための心得を書きます。

 あなたは何気ない日常で「時間」という物を感じることがありますか?
考えてみてください。今、これを読んでいるときでも「時間」は流れています。決して止まることなく、無情に過ぎ去っていくのです。そしてあなたが死ぬときが「時間」の終わりです。たとえ10代といえども、いつかはそうなるのです。それは避けられません。この世に終わりのない夏休みが存在しないように。…そう思うと「時間」がとても恐く感じられませんか?

 でも怖がる必要は全くありません!ほんの少し視点を変えることによって「時間」を味方につけることができるのです!今日は、「時間」というものを、そして、その使い方の話をしましょう。

 全ての人間に与えられた平等な物。それは一体なんでしょうか?平等平等と言いますが、改めて見回すと平等な物なんか無いように思われます。一方はテストの成績が良くて一方は赤点ばかり。一方はスター選手で一方は同い年なのにプー太郎。一方はお金持ちで一方はタマの贅沢が回転寿司。そして一方は絵が上手くて一方は絵がどーしようも無く下手。例をあげればキリがありません。
 ですが、それらは全て表面的な物の見方です。平等な物は存在するのです。

それは「時間」です。

 どんな人でも時間は平等に進みます。お金持ちだろうと貧乏人だろうと関係ありません。寿命によって長い短いはありそうですが、まあ、その話は別の機会にしましょう。

 ハッキリ言います。「時間」は人間に与えられた平等な資源なのです!

 時間は勝手に流れ、終わる物ではなく、あなたの意志で消費する平等な資源なのです。

 ここが視点の変え所です。例えば、今これを読んでいるときも時間は流れている…そうではなくて、時間という資源を消費して知識を手に入れているのです。
 私たちは、あらゆる行動に時間を消費します。仕事をしているときでも、遊んでいるときでも寝ているときもです。そして時間を消費することで『何か』を手に入れます。それは、お金だったり「楽しさ」だったり休息だったりするのです。「時は金なり」という言葉を聞いたことがあるでしょう。あれは、まさしくこの考えからきているのです。

 時間は平等な資源。それを消費していろいろなモノを手にいれる。でも、同い年なのに能力が違ってくることがあります。
 例として「世界のナカタ」と「無名のフリーター」をあげましょう。
 では何故、一方は「世界のナカタ」で一方は「無名のフリーター」なのでしょうか?それには、いろいろな要素がありますが、『時間の使い方』も含まれます。はじめに言っておきますが「世界のナカタ」と「無名のフリーター」は「平等」です。何が平等かというと「時間を消費して『買った』モノの量」です。

 では、どこが違うのでしょうか?それは「買ったモノ」が違うのです。いったい何を買ったのかは僕には分かりません。ですが「どのくらい買ったのか」は分かります。
 ちょっと想像してみてください。想像するモノは棒グラフ。「世界のナカタ」の棒グラフはピラミッド型です。「無名のフリーター」の棒グラフは全体的に平らで高くありません。それでも二つの棒グラフの総量は同じなのです。これは良い悪いという問題ではなく生き方の違いです。
 分かってもらえましたか?『何かで大成するということは何かを捨てること』なのです。

 さあ、これであなたは「時間」を味方にしました。どう使うかは、あなた次第ですよ(^−^)

 はい、今週の講義はここまで。どう?読む前と読んだ後では世界が違うでしょ?例えば君が、うっとうしいなと思っているご両親は、君なんか及びもしないほどのモノを持っていることに気づいたでしょ?だから、年上の人には敬意をはらって接しなさい。

 僕は何度も「画家の目」と書いてきたけど、それは「普通の人とは違う物の見方」という意味なんだ。それを鍛えることによって、よりよい人生を過ごすことが出来るっていうわけ。 絵を勉強するという事は単にテクニックを知ると言うことではないんだよ…。