11/5 体の描き方 その1

 こんにちは。今週から「体の描き方」です。
 「体を上手く描きたいけれど、どうすればいいのか分からない」という人は意外と多いようです。こうゆう僕も3年前までは、そうでした。
 僕の経験からいえば、一日2時間のトレーニングなら半年ぐらいでマスターできるでしょう。え?長い?どんな事でも一人前になるには10年ぐらいは、かかるものです。たかが半年と思いましょう。気持ちの問題です(笑)
 さて、実際に描き始める前に、少し考えましょう。「なぜ、上手く体が描けないのか?」ここで、いったん読むのを止めてください。そして考えてみましょう。

 答えは出ましたか?では、答え合わせをしてみましょうか。
 答えは「体のことを知らないから」です。当たりましたか?
 人は日常生活において、物をよく見ているようで、全くと言っていいほど見ていません。例えば、毎日見ている人の顔が、どんな形をしているか正確に思い出せますか?ぼんやりとは分かると思いますが、目はどんな形か、目と目の間がどのくらい離れているか、眉の太さはどのくらいか、正確に答えられる人はいないと思います。

 「人を描くには、まず人を知ることから始めなくてはいけません」

 それでは、今週の講義を始めましょうか。
 まず下の図を見てください。



 これは、180cm以上の平均的な成人男性を描いた絵です。体の横に書いてある数字は頭身数です。この頭身というのは体の長さを測る単位です。基準は文字通り頭の長さです。これからは、身体の各部位の長さを表すときに何頭身分と書き表します。
 では、各部位の長さを書いていきます。
 
 上半身の長さは身長の約半分です。図では4頭身弱。
 膝の位置は股下の約半分より少し短い。
 膝より下、くるぶしより上の部分は2頭身。
 骨盤は約一頭身。
 鎖骨の位置は顎下一頭身の3分の1。
 肩幅は2頭身。
 上腕部はへその位置まで。
 手首の位置は股と同じ。
 手の大きさは3分の2頭身。

 とりあえず、ざっとあげてみました。これは、全部覚えてください。これは、覚えることのほんの、ほんの一部です。どうです?半年っていうのが誇張じゃないと分かりました?でも、こんなことで挫けないでくださいね。
 たとえば、100kmの長い道があるとします。ゴールは霞んでいて全く見えません。こうゆう時は10歩ずつ数えながら歩くのです。100kmを歩くのは大変ですが10歩なら簡単でしょう?10歩数えたら、次の10歩。その繰り返しです。そうしたら、いつの間にかゴールに着いているでしょう。
 大切なのは焦らないこと。一歩一歩しっかりと歩いていきましょう。

では、今週はここまで。来週まで上の図を繰り返し描き、完全に覚えてくださいね。