10/15パースペクティブその2

 こんにちは、講師の宮城隆之です。
 さて、いきなりだけど前回の続きから。


 さて、ずばりパースとは何か?その前に窓から外を見てみて。風景が見えるよね?そしてガラスが見える。そのガラスに風景の輪郭を指で、なぞってごらん。
 それが、パースだ。
 勘のいい人は分かったんじゃないかな?上の図をもう一度見直して。
 P.P(画面)がガラス窓。そして君が描く紙にあたる。つまり…
「絵とは紙というガラス窓を通して見る風景」というわけだ!
 ちなみにパースを日本語にすると「透視図」と書く。今なら、その意味が分かるはずだ。

 じゃあ次は、これをみて。



 パースで描く場合は立方体が基本になる。どんな形の物でも四角い箱に入っちゃうでしょ?それに「消点」を導きやすい。だから、まず描きやすい立方体を描いてそれから形を描く。
消点とはなにか?
「平行で奥行きのある直線は、必ず一点に収束する」
 その点を消点(V.P バニシングポイント)という。
 さて、もう一度、上の図を見て。
 一消点法とか二消点法とか描いてあるでしょ?パースは、この三つの方法があるんだ。言い換えれば、この三つを覚えれば、全部覚えたことになる。どお?簡単でしょ?
 使い方としては、
○一消点法……室内パース等
○二消点法……室内・鳥瞰(ちょうかん・描く対象物より高いところにE.Pを置いた図)・器物
○三消点法……ビル外観・鳥瞰
なんかに使うね。
 でも、知りたいのは、そんなことじゃないよね。人物画に、どうやって応用するか?
 それは、こうだ。


 これは、画面の都合上、消点が近すぎるから少し狂いが生じているけれど、どお?パースの「すごさ」を感じた?
 じゃあ、今週の講義はここまで。
 ところで、君は男性?女性?もし、女性だったらパースは少し難しいと感じるかもしれない。女性は男性に比べて空間認識力が平均値で少し劣るというデータがある。女性に方向音痴が多いのも、そのせいだ。
 でも、逆に言うとパースを学ぶことで空間認識力の向上につながり、方向音痴も解消されるというわけ。
 方向音痴でお悩みの方は、パースを学んでみると良いかもね。
 じゃあ、また来週。