だ ま し だ ま さ れ ど こ ま で も 。

「 ペ ー パ ー ム ー ン 」

73'アメリカ
監督:ピーター・ボグダノビッチ
キャスト:ライアン・オニール、ティタム・オニール、マデリン・カーン

大恐慌の時代。モーゼ(ライアン・オニール)は夫を亡くしたばかり未亡人相手に聖書を売り歩くちんけな詐欺師。ひょんなことから商売先で身寄りのないアディ(ティタム・オニール)を預かり遠くの州まで送ることに。道中アディと一緒に預かった200ドルで新車を購入したモーゼだが、子供だとナメていたアディから200ドルの返済を求められる。アディの頭のよさにモーゼは一緒に商売をすることを提案し、だましの技で2人は次々とお金を稼いでいく…。



今回はらしくないちょっとお洒落な映画の紹介です。たまにはね(笑)
酷評で有名なダウンタウンの松本人志が大絶賛した本作。「シネマ坊主2」を呼んでさっそく借りに行きました(^^)
好きすぎて買っちゃいました(笑)

エ ン タ ー テ イ メ ン ト の極 地
まずはじめにこの映画全く無駄がありません。とにかく監督がすごいのでしょう、1カット1カットが芸術的で。
笑いとせつなさ、ワビサビの絶妙なバランスがすごいです。このセンスには中々出会えませんね。
わざとコントラストを白黒にしてあるのですが、観るとどれだけそれが生きてるかわかります。
カーチェイス的なシーンがあるのですが、すごい迫力なんですよ。
白黒の砂煙を残して走り去る画は、昨今のハイスピードカーチェエイスにはない何かが潜んでるはずですよ。
「味」と一言で表現してしまうのがおしいくらい味なカットも沢山。
一番好きなカットはラストでモーゼが帽子を叩きつけるシーン。今まで観た映画の中で一番味でした。
2時間まったく退屈しないお洒落なロードムービーってのもかなり珍しい。
松ちゃんの言ったとおりまさに「エンターテイメントの極地」ですね。

小 さ な 女 優
キャストがこれまたいいんですよ奥さん(笑)
一人一人がちゃんとしてますね。誰一人浮いていない。
一瞬しか映らない脇役までちゃんと仕事してますからね。監督厳しいワケじゃないのにこれはすごい。
でも一番すごいのは子役のティタム・オニールですね。
大人びた表情と低いトーンで大人に劣らない存在感。10歳にしてアカデミー賞助演女優賞ですからね天才ですよ。
モーゼをだました時の「ざまあみなさい…でもちょっと悪いことしたかな」という表情はすごかったですね。
天才っているもんですね。

と に か く 観 て ほ し い
ただこの映画、何でもない人には本当になんでもない映画なんだろうなぁと思います。
やっぱ人間一人一人感性が違いますからしょうがないといえばしょうがない(-_-)
話しは結構普通だから最近はやりのハリウッド映画ばっか観てる兄ちゃん姉ちゃんには絶対通じないですね。
まぁハリウッド映画を観ているという点では自分も同じようなもんですが(笑)
しかしそれでもオススメします。是非DVDで。
DVDのメイキング秘話がこれまた面白いんですよ。これ観た後もう一度映画を観るとさらに面白い。
既発DVDは1バージョンだけですから入っていない心配はないです。
ちなみに自分はしっかり買いました(^^;ゝ
皆様もとにかく観てください松本人志&一秒一瞬推薦「ペーパームーン」(笑)


瞬間映写